Sigmaの1日

Sigmaのある日の出来事をつらつらと

「これまで自分が大切に守ってきたもの」

友達と喧嘩をした。

 

こんなこと、これまでなかったので、最初怒られたとき若干戸惑った。

 

なんで怒っているのかと聞くと、言ってしまえば悪いがかなり理不尽なものだった。それでも信頼し尊敬する友達だから、とりあえず謝った。

 

でも返答は、

 

「そんなの言い訳だろ、」

だった。

 

 

2024年1月2日

 

彼は日中、自室でオンラインのバイトをしている。

 

その日は、朝食の際にリビングで「今日はジムにでも行こうか?」と彼に言われたので、ジムに行くことになっていた。

 

基本的にここ(私は今彼の家に滞在している)では諸事象により、彼の助けがなければ身動きが取れないので、ジムに一緒に行くその時間まで、自分の部屋で勉強をして時間をつぶすことにした。

 

そして夜になり、彼のお母さまが夕食を作ってくださった。。でも彼は、自分のプレートをもって部屋に戻っていった。私は一人で夕食を済ませた後、彼の部屋に行き「ジムにはいつ行こうか?」と尋ねた。

 

すると彼は「うーん、わからない、、、」とあいまいな返答だった。

 

そして彼は趣味のギターを弾き始めたので、今日はジムに行く気分ではないのか、もしくは、まだ行きたくないのかなぁ、と思いつつ、彼の明確な返答があるまで、自分の部屋でまた勉強をして待つことにした。

 

それから30分ぐらいしてからだろうか、急に僕の部屋に来て

 

「え?何してるの?いつまでパソコン触ってるの???お前もういいわ、置いてくわ、」

と捨て台詞。私の部屋を去って、彼は一人車に乗り込んだ。

 

正直訳が分からなかった。でもとりあえず話し合おうと思って、急いで彼を追って車に乗り込んだ。

 

 

一体何が起きた?

 

車に乗り込んでまず、なんで怒っているのか?何が起こっているのか?と彼に聞いた。

 

すると彼は「今日ジム行くって言ったよね?いつまで待たせるつもり?」と、

 

だから私は、「さっき聞いたら、わかんないって言ってたし、ギター弾いてたから今日行かないのかと思って、、」と、

 

すると彼は、「いや、ギター弾き終わったことくらい、音聞けばわかるでしょ?」と

 

いや、わかんないよ涙

 

とりあえず「何か俺の悪いところがあったら直すからとりあえずごめん、許して。」と謝った。

 

でも、「そんなの言い訳だ、もう聞きたくない、」と、そして音楽を大音量でかけられ話し合いの機会を遮断された。彼はかなりキレてたのか、すごいスピードで運転していた。

 

日ごろからあまり怒ったり、感情を表に出す性格ではない私は、その悲しい感情を隠すためにいつも黙り込む。

 

理由としては、相手の怒っていることに対して、反論しては、相手の考え方や価値観を否定することになり、なんだか申し訳ないから。

 

争いは避けたいタイプなので、今まで通りとりあえず謝罪して、相手の怒りを収めて、何にもなかったかのように自分だけ我慢すればいいや、とも考えた。

 

だから今回も、謝ったのだが、聞いてすらもらえなかった。

 

だから、もう自分だけ我慢して、自分の思いを隠して物事を穏便に済ませようとするのはやめにしようと思った。

 

だから、初めて言い返した。「こんなの平等じゃない」と。

 

そこから彼は口をきいてくれなくなった。

 

 

本物の信頼関係

 

普段話していると、母国語が英語の彼と、そうでない私とでは、たまに彼がなんと言ったか聞き取れないことがある。

 

彼は話し方が穏やかで、モノトーンな感じなので、正直聞き取りやすいほうではないが、それも彼の個性だし、「はっきり話して」っていうのは失礼だから、聞き返すようにしている。

 

でも、聞き返すと「さっき言ったよな?Are you retarded?」と馬鹿にされる。

※Retarded---知恵遅れという意味で、差別的な言葉。

 

聞き取れない私が悪いので、言われると傷ついたが、我慢していた。

 

でも今回に関しては、あまりにも納得がいかなかった。

 

これまで、自分が悪い、自分さえ我慢すれば、これを要求したら相手の尊厳を傷つけることになる、と考えてきたものがなんだか陳腐なものに思えてきた。

 

自分を殺して続ける関係性に、果たして明るい未来はあるのだろうか、

 

対等に主張しあって、お互いに歩み寄りながら構築していくのが理想の友人関係なのではないだろうか?

 

だからもう、これまで自分が守ってきた「一方通行の」信頼関係はもう続けられない。

 

この喧嘩に関しては、時間が解決してくれるものではないと思う。

 

どうするべきか、何が正解か、今のところまだ明確な答えは出ていないが、ここ最近で一番傷ついた出来事である。